下書きとペン入れの中間となる丸ペン

(追記:丸ペンの線が主線にまじるとヌメっとした感じがでるのが気になってきて、この方法はほとんどやめてしまいました。全体の一割くらい。)

今はコミスタ丸ペン、初期設定より太く(1mm)した設定のもので、下描きを描いてみている。主線などはGペン風、ミリペン風なペンで後から描きたし、必要無ければ丸ペンの下描きを残して仕上げにしてしまう。青年誌風劇画タッチの範疇だと思う。

正確には最初0.5〜1mmの太めのミリペンで1コマ30秒〜3分程度のラフな下描きをする。ネーム段階で描いた線をそのままラフな下描きとしたりもする。

ちょっとたいへんそうな凝ったポーズでは、今まで通りミリペンで細かく下描きしてから、丸ペンGペン等で仕上げて行く。これは下描きの線を生かそうということだけではない。

  1. 僕の好みの主線はちょっともったりしていて、しばしばやぼったくなりやすい。そこに丸ペンの消し残しが入ると、ちょうどよくカスレたかんじになって、ちょっとあか抜けた線になる。
  2. 丸ペンで「入り抜き」ができた状態になっているところにGペンを足すのは、Gペンだけできれいに入り抜きするよりずっと難易度が低い(特に普通のペンタブレットでは)。今までは何度もやり直しして線を引いていた。

という利点がある。

ただモブなど、最初から細かめの線をいっぱい描いてしあげるコマではかえって丸ペンの下描きが無駄になるので、全体の8割程度のコマがこの方法というかんじ。