設定を伝える技術

思いついたら追記していきます。

設定を伝える際に避けたいこと

  1. 読み手にとって負担やハードルになる
  2. 面白くなくなる、テンポが悪くなる
  3. 設定から先が読めてつまらなくなる

メタ

  • 舞台を学校にするなど、想定読者に対してもっとも説明量が少なくすむ設定にする(常識利用)
  • 説明する前に自分の考えを整理する
  • 自分の中でよくこなれている考えや、精通した事柄をテーマにする

基本

  1. 分散させて書く(小分け)
  2. 画で見せる(絵解き)
  3. ルール説明より先にゲームを始めてしまう(ロールプレイ)
  4. キャラの情報弱者
    • 説明を受ける役目の、知識の少ないキャラを出す
    • 主要キャラの知識量を少なくしておく。子ども、旅行者、転校生など

汎用

  • 面白さにつなげる
    • 情報を聞いたキャラクターのリアクションを生き生きと描く(リアクション要因化)
    • 読み手にその設定を知らないと不可解に見える出来事を先に見せ、説明を聞いたときにスッキリできるようにする(ミステリー化)
    • 「なぜだか分かるかい?」など作中で出される問いの答えにする(クイズ化)
    • その設定を知ると、晴れ晴れした気分になるようにする(カタルシス要因化)
      • 登場人物が、そのことを強く知りたくなるようにする
      • その情報によりキャラが不当な立場から救われる状況にする
    • 噂話や秘密のおしゃべりの内容にする(劇中ゴシップ化・劇中秘密化)
  • 面白さ添加
    • 本筋と関係ない面白さ(水着姿の美人とか)でフォローしながら説明する(別要素添加)
  • 情報の価値をつり上げる
    • 現実社会で役立つ情報をそのまま設定にしたり、設定にからめる(現実リンク)
    • 話が面白くなった所で出す(読み手の許容量増大)
    • 劇中で知ってる人が偉い化
      • 「クイズ化」の後、あからさまに間違った答えで一笑い取った後で説明する
      • 「君はそんな事もしらないのかね?」と屈辱を感じさせてから説明する
    • 「まあ、まだそんな事もご存じないの?」(劇中で知らないとマズい化)
  • 読み手負担減
    • 博士など、毎回まとまった情報を語るキャラを出す(パターン化による読み手負担減)
  • 情報圧縮
    • 作中の手紙・記事・テレビのアナウンス・図説など、会話よりもまとまった情報として出す(劇中情報化)
    • 定番のストーリーパターンが行われた事を臭わして省く(ストーリー情報圧縮)
    • 先生など、まとまった情報を語ってもおかしくないキャラを出す(キャラによる情報濃縮)

応用

  • ケンカをしているキャラ両者の言い分の中で、論点として出す(争点化)
  • 過剰な戦闘シーンなどの間として説明ゴマを入れる(水入り化)
  • 自分で自分の必殺技などを説明することで「見得」を切ったようにする(自己実況)