制作

就寝前後の妄想の効用

夜寝る前でもいいが、とくに朝、起きた時に自分の漫画の世界で妄想を広げておくといい。 バカなことでも、下卑たことでも、客観性が目を覚ます前に、まどろみの中で妄想の断片を増やしておく。その内容は使えないことも多いが、作者の無意識でフィルターをか…

濱田庄司の発想と漫画制作

「美の壷」の古い回、「益子焼」で濱田庄司についてやっていた。濱田庄司はイギリスで釉薬をスポイトで垂らし入れて作るスリップウェアに憧れ、長い時をかけてひしゃくを使った「流し掛け」という絵つけの技法に行き着いたという。「作為を嫌う」という日本…

前のほうからストーリーを作るということ

ここでよく参照するマンガの創り方はストーリー作りメインの漫画教本で、山本おさむ先生は映画のシナリオの勉強をしたと書かれているが、その本で教えている漫画の作劇術は、一般的な映画のそれとはおそらくけっこう違う。ひとつは、まずテーマやテーゼがあ…