鉛筆で下書きする意味

コミスタで下書きをするときに、今まで5mmくらいのマジックツールで描いていた。理由は

  1. ペンを引くとき強弱に気をつけるのにいっぱいいっぱいで、しっかりした下書きがないと描けなかった。
  2. 鉛筆で描くと普通の人物デッサンのようになっていってしまい、いつまでも漫画的デフォルメに近づけなかった。

というものだったが、大きなアップを描くときなど、正しい一本の線を、マジックで描いては消し、探し探ししながら引いていくことが非効率に思えていた。鉛筆なら、ぼやけた線から正しい線へ収斂させやすい。

また、光がどちらから来るか、どちらの方向へ視線が抜けていけばいいかといった情報も、鉛筆の濃淡で書き込んでおける。一般の漫画家のように、鉛筆で下書きをしたほうが効率が良いだろうと思っていた。

今さっき大ゴマのアップで試したところ、いつのまにか漫画的なデフォルメのきいたデッサンが描けるようになっているようだった。じょじょに鉛筆ツールでの下書きを増やしていこうと思う。